第四次産業革命スキル習得講座認定制度が来春から開始
昔は、掃除、洗濯、家事をロボットがやってくれたら~なんて言ってましたが、
私の年代の者にとっては、『未来』や『夢』が一気に近づいて来た気がします。
厚生労働省と経済産業省は、AIやビッグデータ、IoTやデータサイエンスなど、
来年度から専門実践教育訓練給付の対象を30前後を新たに認定する見込みです。
雇用保険の被保険者を対象に1人当たり最大受講費の7割、
56万円を上限に助成する方針を示しました。
今年は、『第4次産業革命』が現実化した1年だったと思いますが
未来戦略会議において、競争力は「ヒト」「データ」へ移っていくとされ、
今後の就業者増が見込まれる高度IT分野等の教育訓練に重点を置くことが、
雇用の促進・安定の観点からも重要とされています。
特に、AI・IoT・ビッグデータや情報セキュリティなど、
第4次産業革命下において高い人材需要が見込まれる領域の人材開発が急務です。
AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)の先端技術を活用し、
新規事業の創出や既存事業の強化に取り組む企業が増えています。
その一方で、どんどん技術が進化していくAIとIoTのエンジニアが育っておらず
国内ではエンジニア不足が深刻化しています。
また、高度なセキュリティ、データサイエンス、クラウドなどの分野でも、
同様の理由によりエンジニア不足に悩まされています。
そのため、専門実践教育訓練給付について
経済産業省により、将来の成長が強く見込まれ、
雇用創出に貢献する分野において、高度な専門性を身に付け、
キャリアアップを図るための専門的・実践的な教育訓練講座を認定し、
「第四次産業革命スキル習得講座認定制度」が創設されることとなりました。
AIやIoTをはじめ、高度な専門性を身に付けて
キャリアアップを図ることができる専門的・実践的な教育訓練講座を
経済産業省が認定し、さらにその中で、厚労省の要件も満たす講座には、
雇用保険の給付制度に基づいて受講費用が補助されます。
この助成金制度は、働く人、個人に対し給付されるものですので、
会社としては、その時間を与える工夫が必要になると思います。
来年は、助成金の「有効」活用にも注目していきましょう!
今週も元気に頑張ります!